日々学び、成長する

日常に考えている事

「ありがとう」というマジック

人は1日どのぐらい感謝しながら生きているんだろうか。
「ありがとう」という言葉を僕は今年から唱える事が多くなった。きっかけは武田双雲氏が書いた本「ポジティブの教科書」を読んでからだ。その本ではありがとうと言うと、何がありがたいのか考え、小さい事でも感謝の気持ちで満たされるというふうな事が書いてあった。

以前テレビで見たが、格闘家だった須藤元気さんも居酒屋で飲んだ後、紙にありがとう!という言葉を書いたことを見た覚えがある。また、彼は試合中に面白い動きをするし、勝った時は様々な国の国旗が描いてて、「We are the one」(確かこうだった)と書いてある旗を見せていた。彼もきっとありがとうという事が常に頭にあるから、感情するし、相手に対する尊重を超えて、世界平和まで考えるようになったのではないだろうか。

僕は「ありがとう」という言葉を何回も唱えると、なんと本当にマジックが起きた。何がありがたいのか自分で考えるようになり、感謝の気持ちが生まれ、相手に対する配慮や世界平和まで思いが至るようになったのだ。

カフェを例にするとこうなる。カフェのバリスタさんが美味しいコーヒーを作ってくれてありがとう。いくらお金を出しても、もし店員がそのお金でコーヒーを提供しないなら、ただの紙になるところなのに受け取ってくれてありがとう。コーヒーを心を込めて年中育ててくれてありがとう。それを我々が楽しむために届けてくれる運送業者にありがとう。また、コーヒー豆を取るために実を剥いてくれる人にありがとう。そしてコーヒー豆をローストしてくれてありがとう… 

まるで動画が流れているように無限にありがとうが連鎖し、凄く感謝の気持ちで心が満たされてポジティブ感情に包まれるし、自分以上に相手の事も大事にするようになる。

だが、まだありがとうという習慣が身についていないため、僕はいつも意識して声を出さないといけない段階である。

ネガティブ感情が漂う日本であるが、一人一人がありがとうを1日でたった10回以上、ひいては100回以上自分自身にも、また他人に話すようになったら、どんなに幸せになるだろうと思う。ただし、建前とかネガティブなままで、形式的にありがとうと言うだけでは、ポジティブに絶対ならない。建前や負の感情に囚われることなく、自然体のままでのありがとうだからこそ、僕のようなポジティブ感情に包まれるだろう。

僕はこれからはより回数を増やして「ありがとう」と言いたい。